コンタクトレンズを使用されている皆様へ:MRI検査時における危険性について (2006年8月11日掲載、9月25日改変)

 MRI(核磁気共鳴イメージング)の検査をお受けになった方はご存知と思いますが、この検査は、金属片が体についていると大変危険とされています。金属部が熱をもつからです。眼鏡、指輪、入れ歯、ネックレスなど、検査時にはずすように指示されたことがあると思います。動くもの(点滴カート、ワゴンなど)であれば、重いものであっても強力な吸引力で機械にひきつけられ、機械が破損するだけでなく、患者さんにあたって大怪我を起こしてしまう危険もあります。

 最近のコンタクトレンズ、特にカラーコンタクトには、酸化鉄が含まれているものがあり、これらを装着したまま、MRI検査を受けると、発熱による角膜や眼球への障害の可能性が指摘されています。

 各医療機関でも周知されていることとは思いますが、安全確保のため、使用者自らが、このことをよく認識しておく必要がありますので、ご留意ください。

 詳しくは、かかりつけの眼科医、あるいは、MRI検査を受けられる医療機関にてお尋ねください。